悩んでる人悩んでる人ドクターどうもー、ダディーです。今回は、私の経験を含めてワキガの原因について解説していきます。ワキガの原理原則を知れば、下記のようなメリットが身につきます。デオドラント剤選びに失敗しにくくなる。ワキガの付き合い方がわかる知[…]
自己臭症とは
自己臭症とは自臭症とも呼ばれていて、周囲にニオイがない、または気にする必要がないレベルなのに自分だけがニオイを感じてしまう病気のことです。
そのような方がワキガ治療の為に、クリニックで治療を行っても根本的に解決に至ることはありません。
自己臭の人のアポクリン汗腺を100％摘出しても、自分の臭いが気になると訴えることがあります。
デオドラントを使用しても改善しない場合は、医療機関でワキガ治療を行うという手もあります。 ダディー特に重度のワキガの方は改善できないケースが多いので、試す価値はあると思うよ。ワキガ治療には数多くの手法があり、[…]
自分の力だけで自己臭症を解決するのは難しい
ニオイの悩みはとてもデリケートな問題で、身近にいる人でも相談しにくいと思います。
いつも自分のニオイに悩んでいる方はクリニックに行くことが、解決する上で大きなステップとなります。
クリニックでは治療を行う前にカウンセリングを行い、そこで専門家が「自己臭」かどうか評価します。
特に自臭症は受診してようやく病いに気付くことがほとんどです。
客観的な事実を知ることによって精神的に解放されて自臭症が治ることがあります。
ワキガ治療の目的とは
ワキガ治療は「悩み」を解決する為に行う治療です。
たとえ治療でニオイが消えても、悩みが解消しなければ意味がありません。
手術を受けても満足できないということが起きないように、カウンセリングは非常に重要なステップとなります。
クリニックを選ぶ際は、 手術推しのクリニックではなく、 「カウンセリング」を重視しているところを選びましょう！
ワキガ治療の対象者とは
- 耳垢が湿っている
- 自分の体臭で悩んでいる
- 他者に臭いと言われたことがある
大まかな項目ですがこの３つ条件に該当すれば、クリニックで治療を行うことになります。
治療へ進める為に客観的にみて本当にニオイで悩んでいるかどうか専門家がガーゼテストなどで評価して判断します。
「自己臭症」と診断されやすい人とは
自己臭症を発症する主な原因は対人関係であることがほとんどで、以下の病に付随するパターンが多いです。
統合失調症
統合失調症は妄想が強く、幻覚を引き起こす精神疾患です。
100人に１人は罹患すると言われて頻度の高い病気です。
体質的な原因や環境ストレスで、脳がコントロールできなって発症します。
周りから嫌われていると思いこんでしまい、言われていないにも関わらず、そう言われているように感じてしまいます。
いわば自己催眠みたいなものです。
主に幻聴や幻覚を引き起こしますが、まれに「幻臭」を発症する人がいます。
幻臭はニオイがしないところにも関わらず、ニオイを感じてしまうことがあります。
臭うはずがないのに臭っていると錯覚することです。
実際にそんなことが起きたらなかなか自分で判断できません。
しかも、精神的に不安な状況下では尚更だと思います。
体臭恐怖症
自分から発生する体臭に過剰に敏感になり、他人に迷惑かけていると思い込んでしまう症状です。
私も会話中相手に鼻を気にするしぐさを見てしまうと、「俺の息臭いかも」と思ってしまうことがあります。
そう考えると私は軽度の体臭恐怖症なのかもしれませんね。
体臭恐怖症と診断される人は主にこのような特徴の方が多いです。
- 心配性
- 潔癖
- 完璧主義
具体的には
ちょっとした咳払いだけで、自分が臭いのせいと思ってしまう人
身体が汚いから何度も洗ってしまう人
無臭じゃないと許せないと考えている人
体臭、口臭は少なからず誰にでもありますが、自臭症の人はこれを過剰に反応して少しのニオイも許せなくなります。
ニオイの許容範囲を修正するトレーニングなどを行えば、恐怖心を解消できることがあります。
自己臭症の治療方法
自己臭症の治療は強迫的な不安を軽減する為に二つの方法を行います。
- 心理療法
- 薬物療法
基本的には心理療法により、「自分は体臭で嫌われている」という概念をを修正します。
心理的な部分だけではなく、薬物療法も行うことがあります。
自己臭症が進行してしまうと気持ちが落ち込んでしまい、人前に出ることを恐れてしまいます。
最終的にはひきこもってしまい、うつ状態となる可能性もあります。
どの治療薬が必要なのかは個人によって異なります。
- セロトニン量を調節する抗うつ薬
- 不安・緊張を緩和する抗不安薬など
まとめ
精神的な原因でニオイに悩んでいることに気づく人はほとんどいないと思います
体臭は専門家と相談することで客観的に評価できます。
ニオイに悩んでいる方であれば、クリニックに行ってカウンセリングを受けることから始めてください。
自己臭症となる場合はメンタル面のケアが必要で、ワキガ治療など受けなくても解決するかもしれません。